土地活用のため、空き家を解体しようとお考えの方はいらっしゃいませんか？建物を解体する際は、家屋解体工事を専門に行っている業者に依頼しましょう。

解体工事をスムーズに進めるため、事前に確認しておかなければいけないことがいくつかあります。名古屋で解体工事を依頼しようとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

まずは、解体する範囲について確認しましょう。特に部分解体を行う場合は注意が必要です。どこを解体し、どこを残すのかによって解体費用や保守費用が変わります。

また、建物の中に家具や家電などが入っている場合はそれの処分についても考える必要があります。自分で処理するのが難しい場合は、不用品回収業者に別途依頼しましょう。

解体する建物の所有者が他にいる場合は、その方の合意もきちんと取っておいてください。例えば、新規に購入する予定の中古物件を解体する場合、不動産会社を経由して所有者に解体をする旨と費用算出のための現場調査許可を問い合わせておくことをおすすめします。

解体工事の際、よくあるトラブルとして敷地境界線の問題があります。誤って隣の敷地のブロック塀や樹木などを壊してしまわないよう、解体工事の前に境界線をはっきりとさせておきましょう。

まずは、敷地の端に境界杭があるかチェックしてみてください。この杭は境界を定めているもので、木製・石製・金属製など様々なものがあります。十字の線か矢印がついており、境界を定めたことがあるのなら敷地のどこかで見つかるはずです。

もし、境界杭がない、あるいは長い時間の間に損失してしまっている場合は、法務局に保存されている地籍測量図を確認することで境界を確認することもできます。測量図はほぼすべての家に存在し、取得するには法務局に申請しなければなりません。

必要な書類を用意したうえで法務局に郵送で申請するか、インターネットで申請するか、あるいは地方法務局に直接赴いて取得しましょう。地籍測量図があれば、隣地の方との立会いのもと、解体業者が境界杭を復旧することも可能です。

また、土地家屋調査士に土地境界確定測量を依頼するという方法もあります。測量を行い、その結果を各種資料と照らし合わせながら境界を確定させます。